この課では「~場合は」と「~のに」を学習します。「~のに」は逆説の「~が」との違いをはっきりし、誤用のないようにしましょう。
信じます キャンセルします 知らせます 優勝します
(謝ります)(合います[事故に])(用意します)(うまくいきます)
保証書 領収書 キャンプ 中止 点 梅 110番 119番 係員 コース スタート ~位
(贈り物)(間違い電話)(係り)(レバー)(札)
急に 無理に
(ちゃんと)
楽しみにしています。 以上です。
※()内はみんなの日本語初版に入っていた単語。
アプリに関しては別記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひこちらを参考にして見てください!(→Langoal Appの使い方)
T:土曜日はバーベキューです。係りの人が説明します。雨です。中止です。雨の場合は中止です。
S:雨の場合は中止です。
T:都合が悪いです。教えてください。都合が悪い場合は教えてください。
S:都合が悪い場合は教えてください。
T:予定表が必要です。さしあげます。予定表が必要な場合はさしあげます。
S:予定表が必要な場合はさしあげます。
T:遅れます。連絡してください。遅れる場合は連絡してください。
S:遅れる場合は連絡してください。
T:参加できません。手をあげてください。参加できない場合は手をあげてください。
S:参加できない場合は手をあげてください。
T:用事ができました。メールを送ってください。用事ができた場合は、メールを送ってください。
S:用事ができた場合はメールを送ってください。
T:今日は「場合は」を勉強します。「場合は」の前は何形ですか?
S:普通形?
T:いいですね。普通形です。
[ふつうけい]ばあいは、~
V
おくれる ばあいは、れんらくしてください。
さんかできない ばあいは、れんらくしてください。
ようじができた ばあいは、れんらくしてください。
いadj
つごうがわるい ばあいは、れんらくしてください。
なadj
予定表がひつような ばあいは、 れんらくしてください。
Nの
あめの ばあいは、ちゅうしです。
T:「場合は」はどんな時に使いますか。
(少し考えさせる)
T:あまり起きないことが起きたときに使います。セットの言葉もあります。
まんいち~ばあい
*まん=10000
*いち=1
*「場合は」は実際に起きたことには使えない
(ex)〇3年前地震が起きたとき私は10歳でした。
×3年前地震が起きた場合私は10歳でした。
*「場合は」は絶対に起きないことに関しては使えない。
(ex)〇私が鳥だったら空を飛びたいです。
×私が鳥の場合は空を飛びたいです。
*よくないことに使うことが多い。
(ex)〇宝くじが当たったら仕事をやめます。
×宝くじが当たった場合仕事をやめます。
*[辞書形]場合と[た形]場合の違いは「とき」と同じなので学習者自身に考えさせるといい。
(ex)遅刻する場合は、~(連絡します)
遅刻した場合は、~(先生に謝ります)
(ex)授業を休む場合は、~(朝電話しなければなりません)
授業を休んだ場合は、~(自分で勉強しなければなりません)
~場合は、どうしたらいいですか。→~したらいいですよ。
T:佐藤さんです。たくさん勉強しました。それで試験に合格しました。「ので」で言ってください。
S:たくさん勉強したので合格しました。
T:鈴木さんです。全然勉強しませんでした。でも試験に合格しました。全然勉強しなかったのに合格しました。
S:全然勉強しなかったのに合格しました。
T:佐藤さんです。たくさん食べました。太りました。「ので」で言ってください。
S:たくさん食べたので太りました。
T:鈴木さんです。たくさん食べました。でも痩せています。たくさん食べたのに痩せています。
S:たくさん食べたのに痩せています。
T:私です。毎日運動しています。でも痩せません。「のに」で言えますか。
S:毎日運動しているのに痩せません。
ぜんぜん べんきょうしなかったのに ごうかくしました。
たくさん たべたのに やせています。
まいにち うんどうしているのに やせません。
T:「全然勉強しなかったのに、合格しました」私はどんな気持ちですか。
S:びっくりします。
T:そうですね。
T:「毎日運動しているのに痩せません」私はどんな気持ちですか。
S:がっかりします。
T:そうですね、「のに」はびっくりした時、がっかりした時、嬉しくない時に使うことが多いです。
T:動詞の何形ですか。
S:普通形です。
T:いいですね。形容詞、名詞も使えます。
T:木村さんです。調子が悪いです。でもお酒を飲んでいます。調子が悪いのにお酒を飲んでいます。
S:調子が悪いのにお酒を飲んでいます。
T:どんな気持ちですか。
S:びっくりします。
T:木村さんは歌が下手です。でも歌うのを続けています。下手なのにずっと歌っています。
S:下手なのにずっと歌っています。
T:どんな気持ちですか。
S:うれしくない気持ちです。
T:今日は日曜日です。でも学校に行かなければなりません。日曜日なのに学校に行かなければなりません。
S:日曜日なのに学校にいかなければなりません。
T:どんな気持ちですか。
S:がっかりします。
ちょうしが わるいのに おさけをのんでいます。
へたなのに ずっとうたっています。
がくせいなのに ぜんぜんべんきょうしません。
T:な形容詞、名詞は「なのに」になります。
[ふつうけい]のに *なadj/Nなのに
→「びっくり」「がっかり」「うれしくない」ときにつかいます。
*「が」と「のに」の違い
→「が」…単なる逆説。丁寧形も普通形もどちらも接続できる。
→「のに」…意外や不満の気持ちがある。普通形に接続する。
(ex)このレストランは高いですが、おいしいです。
このレストランは高いのに、おいしくないです。
「ので」「のに」二つの文を作る
<びっくり>
A:お昼に5キロも走りました。
B:え?こんなに暑いのに。
<不満>
A:飲み過ぎて何も覚えていません。
B:飲み過ぎるなと言ったのに。
<残念>
A:合格しませんでした。
B:本当ですか。あんなに勉強してたのに。
宿題では下記の3冊をレベルや目的、やる気に応じて使い分けています。どのように使い分けているかはこちらから
(⇒【初級日本語】授業の流れ)