今回は「Shadowing 日本語を話そう! 」の紹介したいと思います。こちらの本では、初級からよりリアルな日常会話を練習したいと思っている外国人におすすめの本です!
目次
「Shadowing 日本語を話そう!」とは?
おすすめその1:初級の学生でも会話の練習ができる!
おすすめその2:フィラーの使い方も練習できる!
おすすめその3:初級から上級まで使える!
中身の紹介
口コミ
まとめ
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「Shadowing 日本語を話そう!」は総合教科書には載っていないリアルな日本語をいろいろな場面別(家族、友人、知らない人、恋人同士の会話、ビジネス会話)で会話練習ができる本です。私は毎日の授業の10分間、本書を使って会話練習をしています。こちらの本のおすすめなところ3点があります。1つ目は、初級の学生でも、早い段階から会話の練習ができる点です。2つ目は、フィラーの使い方も練習できる点です。3つ目は、初級・中級・上級、更には修飾・アルバイト・進学面接編といったレベル別の書籍があるので、初級学習者が上級になるまで継続して使い続けられる点です。この記事ではそんなおすすめの理由を紹介していきます。
正直、活用形も自動詞・他動詞も知らない初級の学生に、会話を教えるのは至難の業です。一文の会話だけでも、「「よ」は何ですか?」とか「どうして「ん」がありますか?」とか「どうしてここは「が」じゃなくて「は」ですか?」などといった質問の嵐になると思います。そもそも会話練習やシャドーイング練習は、基本的な文型や表現が分かっていないとできないのでは…?と考える人も多いと思います。本書は短い会話形式のシャドーイングで、様々な言語に対応しているので、初級レベルからリアルな日本語に触れさせることができます。ちなみに、「Shadowing 日本語を話そう!初~中級編」では、英語・中国語・韓国語・インドネシア語・タイ語・ベトナム語版と6か国語もあるので、学習者に合った本を購入してもらうといいと思います。
日本語には会話の沈黙や間をつなぐために、「うーん」や「ええと」、「あのう」などのフィラーと呼ばれる表現があります。フィラーがなくても意味は通じますが、より自然な会話をするためには必要不可欠なものです。 必要不可欠なのですが、フィラーだけを練習しても意味がありませんし、普段の授業の中で随時練習するのもなかなか難しいものです。 本書ではそのようなフィラーが多く登場するため、自然な形で身に着けることができるのがいい点です。
本書は、初中級・中上級、更には就職・アルバイト・進学面接編といったレベル別の書籍があるので、初級学習者が上級になるまで継続して使い続けられます。私は授業の最初10分に使っているのですが、授業の流れが初級から上級まで一貫しているので、教師も学習者も授業のリズムがあってやりやすいと思います。 授業内ですべての会話文を練習することはできませんが、毎日の練習で取り入れていれば、学習者も本書を使った練習法が分かっていくので、授業内で触れられなかった個所は自習にすることもできます。
授業の流れに関しては別記事で紹介していますので興味のある方はぜひこちらをどうぞ。(→【初級日本語】授業の流れ)
シャドーイングの主な使い方としては、① まずは音源を聞く。② 次にTが読んでSにリピートしてもらう。③ AとBの役割ごとに練習する。④ AとBの役割を変えてもう一度練習する。⑤ CDを聞きながらシャドーイングする。授業前10分程度の練習なので、文法説明や言葉の説明の時間ってありませんよね。ここでは新しい文型や言葉があったとしてもサラッと説明するだけで、あとは学習者の自分の母国語の訳を見てもらっています。
画像引用元:
毎回違うスクリプトにしてもいいのですが、私は4回~5回ぐらいは同じスクリプトにしています。理由は、簡単で使える文を暗記してもらって、日常生活での瞬発力を鍛えるためですスクリプトは生徒のレベルや生活に合わせて10分程度でできるように3~4会話文をピックアップして使用しています。
平易な会話文をベースに構成されているので、一応、基礎を学んだ人には最適の本(CD)と思う。日本語、特に会話の場合には、できるだけ日本語環境に居ることが重要だが、そのような環境に居ることは、なかなか難しいので、このようなCDで、いつでもシャドーイングで日本語を聞けるのは学習者にとって非常に頼もしい存在ではないだろうか。カサオウ
日本語を習い始めて少したった人の会話に慣れるのに最適
本当に話したい人は、毎日これを流すだけでも違うと思う。流して自分も発音してみる。聞いてぶつぶつ自分も言ってみる。それぞれの母語に対応しているので、意味は確かめることができる。そして、実際に使ってみる。耳もよくなるし、口も回るようになると思う。日本語先生
話す第一歩
今回は「Shadowing 日本語を話そう! 」の紹介をしました。初中級・中上級、更には就職・アルバイト・進学面接編があるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。