今回は「くらべてわかる日本語表現文型辞典 」の紹介をしたいと思います。
目次
どくらべてわかる日本語表現文型辞典とは?
実際どんな内容なの?
口コミ
まとめ
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「くらべてわかる日本語表現文型辞典」は中級・上級レベルの日本語文型765項目について、例文・誤用の説明・ほかの文型とのニュアンスの違いなどが紹介されている辞典です。 文法解説がされている書籍や辞典はいろいろありますが、こちらの本は中級レベル以上を教える際に、とてもお世話になっている一冊です。 中級からの学習者に「先生、この文型とこの文型ってどう違うんですか」と質問されたことはありませんか?こういう時にうまく整理できていないと、説明するのも難しいですよね。 本書は、日本語話者だからこそ気づきにくい類義表現・類型表現の違いを説明するのにとても役に立ちます!
実際どんな内容なのか「AあたりB」という文型を見てみましょう。1つの文型で① 意味② 例文③ 注意④ 対比といった内容で構成されています。
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この文型は類型表現が3つあることが分かります。それぞれ意味1、意味2、意味3で示してあり、 その中で意味が似ている類表現がある場合は、「対比」で示してあります。これを読んでおけば学習者からのあらゆる質問、例えば「「一人あたり3000円です」の「あたり」と、「一人につき3000円もらえます。の「につき」は何が違いますか」とか「「一人あたり3000円です」の「あたり」と「今日あたり連絡が来るはずだ」の「あたり」とどう違うんですか」なんていう質問に対応できると思います!
現役日本語教師です。文法の授業準備で、文法書/文型解説書を読まないか、読むとしても1冊だけで済ませる人は、よほどのベテランでない限りいないと思いますし、私も最低2冊、文型によっては3冊以上にあたります。その中でも、私はこの本を最初に紐解くようにしています。意味分類が詳しくなされていますし、類似文型との使い分けも細かめに入っています。例文をもっと多く、心情面への言及も増やしていただければ、言うことはありません。収録文型は765個。これで少ないとみるか否かは人それぞれですが、「最初にあたる一冊」としては十分だと思います。たっちい
授業準備では、最初に紐解く本になりました
この本、すごいですね。他の分厚いものが本屋に売っていたので購入したのですが、こちらの方が例文、または誤用の説明、他の語彙とのニュアンスの差など時折、学習者に聞かれることがありますが、教科書によってはざっくり説明されているものもあるので、助かります。お値段もお安いと思います。Amazon カスタマー
これから教案づくりの必需品です!
今回は「くらべてわかる日本語表現文型辞典 」を紹介しました。中級以降を教える場合は、文型の違いを質問されることが多いです。そんなときに一冊持っておくと非常に便利だと思うので、ぜひチェックしてみてください。